レーシックの合併症と再近視化
レーシックは安全性が高い手術として定評がありますが、失敗がないという
わけではありません。レーシックによるの問題は術後にあらわれます。
近視を矯正する手術はRK手術、PRK手術、そしていまはレーシックと進歩して
きていますが、このような改良を進めていく過程には常に術後の合併症の問題が
ありました。
より安全で、手術後の合併症もないものにするためメスからエキシムレーザーに
手術の手法が変わったわけですが、それでもやはり合併症はあります。
また、レーシックの失敗の多くには、技術のない医師(=非眼科専門医)に執刀
されることで合併症や後遺症を招き訴訟問題になった例も過去にはあるようです。
■ レーザー治療(レーシック・PRK手術)における合併症
○ ハロ
夜間、光源の周囲がぼんやりと霧がかかっているように見えること
○ 角膜混濁(ヘイズ)
レーシックでは起こらないが、角膜上皮が再生する際に不規則な修復をして
しまい角膜の透明性が低下してしまうこと
○ コントラストの低下
色の明度差を見分ける力が低下していまい、特に暗いところで自覚する
○ フラップの形成不全
技術のない眼科医や精度の低いマイクロケラドームによって起こるミスでフラップ
の形成がうまくできず、不正乱視などで視力が出ないほか、眼病を招きます。
○ 角膜拡張(ケラトエクタジア)
適応検査を不十分におこない、残しておくべき角膜の厚さを誤った結果、薄く
なった部分に目の内部から圧力が加わり、角膜の形状が変化して強度の近視・
乱視を発生すること。
○ ドライアイ
角膜を切ることによって神経が遮断され、角膜表面が乾く傾向があります。
ハロやドライアイといった症状は術語、誰にでも起こることで、点眼や時間の
経過によって治まるものですが、医師の技術不足が原因の合併症もあります。
レーシックは、フラップを作るマイクロケラトームの性能と執刀医の技量が
重要で、これはつまり、クリニックで使用している機材・設備の問題と眼科
専門医でなおかつ実績がある人かどうかによります。
医師の未熟さが原因で起こる合併症を防ぐためにも実績のあるクリニック、
口コミでも悪い噂がないもの、眼科専門医であることなどを事前に調査する
ことが必要です。
■ レーザー治療(レーシック・PRK手術)の近視の戻り(再近視化)について
レーシックにおける失敗としては術後の合併症のほかにも
「目標視力に届かなかった」
「術後に近視が戻ってしまった」
などがあります。「目標視力に届かなかった」場合、医師は
「逆に過矯正で遠視というのもつらいこともある」
「事前の説明で言ったとおり思ったような視力がでないことがある」
と説明すると思いますが、手術前に確かに以上のことは説明され同意書にも
サインすることなので、明らかなミスがないかぎりそう強く文句がいえない
ことがあります。
術後の近視の戻りにかんしては強度の近視であった人ほどその割合が増えると
いわれており、手術を受けた人の3〜5%の人がレーシックの再手術をしている
ということです。
近視への戻りの原因としては、術後に目を酷使するようなことやパソコンのやり
すぎやゲームのやりすぎ、薄暗い部屋の中での仕事などもしていると元の視力に
もどる可能性が高くなるといわれます。
また、目に悪い生活をしなくても傷ついた角膜上皮が回復する段階で過形成され、
薄くなった中央の角膜が眼内圧に押されて前方に出てきてしまうこと、などが
原因であるとされますが、こちらのほうは決定的なことはわかりません。