オルソケラトロジーの効果
オルソケラトロジーの視力矯正はコルセット効果といわれるように角膜にコルセット
をはめて形状を変えることで屈折異常を正常化させて視力を上げるというものです。
角膜は柔らかく、しかも新陣代謝が非常に活発な組織なため、形状も変わりやすい
という特徴があります。
そして角膜の形状が一度変わると角膜に「クセ」がつくため元に戻るまでに少なからず
時間がかかります。
この角膜の特性をいかして視力の矯正を可能にしたのがオルソケラトロジーで複雑な
カーブがデザインされたコンタクトレンズを装用して角膜に「クセ」をつけるのです。
視力が安定するまでに時間はかかりますが、オルソケラトロジーのコンタクトレンズを
装着する期間が長くなるほどに角膜についた「クセ」を保つ効果も大きくなっていきます。
角膜に十分な「クセ」がつくと就寝前にコンタクトレンズを装用する回数も減り、その分
裸眼で過ごせる時間がどんどん長くなっていくわけです。
オルソケラトロジーの治療開始時は、裸眼でいられる時間は半日程度しかなく、夕方から
夜にかけて視力が元にもどっていきますが、1週間後には夜遅くでも視力を維持できる
ようになります。
オルソケラトロジーの効果は軽・中度の近視の場合、装着してから3〜7日で裸眼視力が
1.0程度もしくは1.0以上に回復します。(軽・中度の近視=−4D以内が目安)
強度近視の場合はこれよりさらに時間がかかり、数ヶ月を要する場合があります。
強度近視の人の場合のオルソケラトロジーの治療はオルソケラトロジーで0.5程度まで
視力を矯正して、それから度の弱いメガネをかけて補うといったやり方もあります。
また複数のオルソケラトロジーのレンズを視力の回復具合に合わせて段階的に試しながら
視力を矯正していくこともあるので、強度近視であってもオルソケラトロジーの視力矯正
効果がまったくないということはありません。
オルソケラトロジーの視力矯正効果は就寝時のコンタクトレンズの装用をやめると視力は
元に戻ってしまいますので、この辺は注意が必要です。